小野 正憲

働く先輩たちにインタビュー

働く先輩たちにインタビュー

土庄高校出身

小野 正憲
営業予約部|予約課長
1977年小豆島生まれ。30代

インタビュー

#6

熊本の被災地からお客様の心からの笑顔

熊本で余震が続く中、一度はキャンセルされながらも、「やはり行きたい」と言ってお越しくださったお客様。お帰りの際に「小豆島に来て本当に良かった。心が楽になった。良くしていただいてありがとう」とおっしゃった時の心からの笑顔が忘れられない。ホテル業の本質は、お客様の笑顔に一番近い場所で働ける事。それから、お客様の喜びに一番近い場所で接する事ができる事。実は子どもの頃から人が大の苦手。それが不思議な事に、今では子どもの頃から悩んできた悩みが、接客業を通して人生の喜びに変わりつつある。人と接する中で「出会えて良かった」と思ってもらえるようになる事が人生のゴール。不器用で人に頼れない性格だったが、16年働いてきてようやく接客が楽しいと思えるようになってきた。

「うちの家すごいやろ」と同じレベルで「小豆島ええとこやろ」と言える

1977年小豆島生まれ。小豆島には、海も山も美味しい食べ物もあり、人もよく、とても恵まれた土地だと感じる。お越しいただくだけで喜んでもらえ、紹介するだけで商いが成り立っているのは本当にすごいこと。子どもの頃から、地元のお祭り、農村歌舞伎、釣りなど、小豆島の自然や行事には沢山触れてきた。その中で現在の島は比較的いい状態だと思う。でもこれから先、確実に人口が減っていく。今の状態を保つだけでも、かなりの努力が必要になる。だからこそ、観光や宿泊業で1人でも多くのお客様に足を運んでいただいて、いい所だと思ってもらいたい。そのために、自分ができる事をしていきたいと思う。

家族で朝ごはんを食べ、子どもを送り、家事をして出勤する毎日

2児の父。7時に起床し、家族で朝食を食べる。幼稚園のバス停まで送っていったあと、掃除や洗濯など朝の家事を行い、2度寝をして、昼食を食べ、時に海で釣りを楽しんだあと出勤する。今は14時~23時までの勤務。夜帰ったら子どもは寝ているから、せめて朝だけでも、と意識的に時間を作るようにしている。最近は特に会社全体が働きやすい環境を整えてくれている。色々な人に支えられて自分の今がある。16年も勤めると、何度か辞めようと思った事もあったが、上司は怒ってくれて目をかけてくれて、よく人生の中のそれだけ時間を、自分に使ってくれたなと思う。前向きに素直に物事を考えられる人、感謝できる人と一緒に働きたいと思うし、もっと自分もそうならなければと思っている。

100人いれば100通りの価値観を大切にしたい